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天使の分け前


イギリスが世界に誇る巨匠、ケン・ローチ最新作


イギリスの名匠ケン・ローチが、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。スコットランドを舞台に、恋人や家族からも見放されていた青年が、信じられる仲間を得たことで前向きになっていく姿を、笑いや涙を交えて描く。ケンカの絶えない人生を送るロビーは、恋人レオニーや生まれてくる赤ちゃんのために人生を立て直そうとするが、なかなかまともな職に就けず、またもトラブルを起こしてしまう。服役の代わりに社会奉仕活動を命じられ、そこで3人の仲間と出会ったロビーは、奉仕活動指導者でウイスキー愛好家のハリーからスコッチウイスキーの奥深さを教わり、テイスティングの才能が開花。仲間とともに1樽100万ポンド以上する高級ウイスキーに人生の大逆転をかける。脚本はローチ作品おなじみのポール・ラバーティ。映画.comより

『天使の分け前』観てきました。
想像していたのとはずいぶん違っていたけど、よかったです♪

どんな風に想像していたのかというと、主人公がテイスティングの才能を認められて大活躍するのかなぁって。
実際そこまでトントン拍子じゃないし、人生の大逆転は彼ら独自のやり方なのでその辺りはハラハラしました(^^;
そのやり方は少しも共感できないけれど、ケン・ローチはあえてそうしたんじゃないかなって気がしました。

なにより人生の師、ハリーとの出会いが一番大きかった!
彼がいなかったら、更生したくても難しかったでしょうね。。
恋人と子どもを手放してはいけないと諭すハリーは大きくて温かくて本当の父親のようでした。
そういう年上の人の存在ってものすごく大切なんですよね。
天使の分け前_f0156720_21451627.jpg


もうひとつ好きなシーン(思いっきりネタバレです・汗)。
親切にしてくれた女性の家で訝しそうにしていた主人公ロビー。
「どうしてそんなに親切にしてくれるんですか」と聞くと、「わたしも年上の人に親切にしてもらったから、次は自分がしてもらったことをする番なの」と。←こんなニュアンスのことを言っていました。

ラストも好きだけど、このふたつのシーンがよかったな。
もちろん友情も◎でした。

ほっこり系ではないのに、不思議と後味がいい作品。
お酒好きな人が観ると、飲みたくなること必至です(^^)


Commented by eriarie at 2013-04-21 04:01
それは是非飲みながら観たいものだね(笑)。
Commented by aco-007 at 2013-04-21 23:23
*eriarieさん*
飲み過ぎにはご注意くださいませ(笑)。
by aco-007 | 2013-04-20 21:54 | 映画 | Comments(2)

深呼吸して 力を抜いて


by あこ